市街地から離れた、海を望む小高い丘に建つカフェ・ビアン。三陸の自然を丸ごと味わえるぜいたくな環境で、ゆったりとカフェや食事を楽しめる、くつろぎのおすすめスポットをご紹介します。
こんなお店
三陸町越喜来といえば、山に里に海にのどかな風景が広がる魅力的な場所ですが、越喜来湾を見下ろすオーシャンビューの一等地に「カフェ ビアン」は建っています。入る道さえ間違えなければ、迷うような建物も近隣にはないので、すんなり到着するはず。とはいえ、初めての方はナビが必須です。
建物の外観は白を基調としており、シンプルで落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
ドアを開けると、アンティークな雰囲気の温もりを感じられる店内。座席は店内とテラスを合わせて、テーブル7席に25人ほどが座れます。テラス席は明るくて眺めがよく、窓の向こうに越喜来湾が見下ろせます。
そして入口付近の棚には大量の漫画が。この漫画のラインナップが通いたくなるお店の条件の一つになったりしますが、美味しんぼやジョジョ、キャプテン等々、筆者には毎日入り浸りたいほどツボなチョイスです。
店内の小物類をよく見ると、照明スイッチにツタンカーメンの人形が佇んでいたり、「80歳ペルー1か月の旅」なる掲示物があったりして、オーナーの強い個性がそこはかとなく感じられます。
おすすめのメニュー
こちらのお店は料理の味もさることながら、大盛を注文すれば腹ペコなおじさんでも満足できるボリューム。今回ご紹介するのは・・
オムハヤシ(イチオシ!)
お店のおすすめメニューにもなっており、人気の品がこちら。デミグラスソースのかかったオムライスなのですが、玉子はふっくらしていて、フワフワトロトロの優しい味。中のチキンライスも味がしっかりしており、ライスと具材のソーセージが調和している上、牛肉と玉ねぎをよく煮込んだデミグラスソースを一緒にほおばれば、思わず口を突いて出てくる言葉は「トレビアーーン!」
そう、店名の『ビアン』は、フランス語のトレ(とても)ビアン(よい)に由来するのだそうです。勉強になります。
オムチキンカレー
オムハヤシ同様、オムライスにチキンカレーをたっぷりかけたものがこちらの一品。カレーはスパイスが複雑で、かなり本格的に感じます。柔らかく煮込んである具材のチキンは大切りで食べ応えがあります。
スパゲッティアラビアータ
ソースの辛さで顔が赤くなることから「怒りん坊」という意味がある一品ですが、ビアンのアラビアータにそこまでの辛さはなく、適度なピリ辛加減なので辛いものが多少苦手な方でもおいしく食べられます。
具材はナスにベーコン、玉ねぎといったところですが、ナスがちょうど良い箸休め的な存在になっています。
スパゲッティナポリタン
こちらはケチャップを使ったような、懐かしくもオーソドックスな定番的味付け。具材はソーセージ・玉ねぎ・ピーマンとシンプルながら、年齢を問わず安心してオーダーできる一品です。
このほか、食事メニューではハンバーグセットやオムナポリタンがお店のおすすめメニューとなっています。デザートのおすすめはチョコパフェなのですが、ご紹介は次の機会に。
ちなみに価格帯は飲み物メニューが500円前後、食事メニューは700~1,000円程度となっています。以前はもっとリーズナブルな印象がありましたが、このところの物価高騰・燃料高騰が影響しているように思えます。それでも満足度は十分、自信を持っておすすめできるお店です。手指消毒とマスク着用をお願いしていて、安心感があるのもポイントが高いのではないでしょうか。
まとめ
大船渡郊外にありながら人気の高いカフェ「ビアン」をご紹介しました。眼下に越喜来湾を望む素敵な眺望の隠れ家カフェで、舌もお腹も満足できる料理をいただきながら、仲の良い友達と時の経つのを忘れておしゃべりしたり、心ゆくまで漫画を読み漁ったり、思い思いの至福の時を過ごしてみてはいかがでしょうか。
- 眺めが良い場所でのんびりしたい方におすすめ!
- 店までは車&ナビで。駅からの徒歩は2km弱+坂道のため、健脚の方限定
- おすすめはオムハヤシ&チョコパフェ
基本情報
住所:三陸町越喜来小泊102
電話番号:0192-44-2442
営業時間:11:00~19:00
定休日:木曜日
駐車場:あり