甘ほたて・めんこいも・きなこパン おかしとパンの「高瀬」「小麦の丘」

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甘ほたて・めんこいも・きなこパン おかしとパンの「高瀬」「小麦の丘」

大船渡に古くからある銘菓の一つ「甘ほたて」と、お土産にも人気の高いまんじゅう「おひとつ」を製造するのが「菓匠 高瀬」です。ここでは、震災を経て再建し、豊富な種類の和洋菓子に加え、「小麦の丘」の焼き立てパンを提供する高瀬のおすすめ商品などについてご紹介します。

こんなお店

高瀬は創業からなんと90年を超える、市内では老舗中の老舗店です。

大船渡では事業所の半数以上が東日本大震災により被災しているのですが、海沿いにあった高瀬も、本店の店舗と工場を流失してしまいました。幸い、菓子製造のレシピは持ち出していたため被災を免れ、早期の再建につながりました。

震災のあった平成23年の12月には、早くも仮設商店街「おおふなと夢商店街」で営業を再開し、平成29年に現在のキャッセン大船渡内に本設の店舗を構えました。

キャッセン大船渡というショッピングモール自体が非常におしゃれな造りになっていますが、高瀬が入るテナントスペースもその一角を成しています。白いのれんをくぐって入ると、明るい店内には50種類以上あろうかという豊富な和洋菓子が出迎えてくれます。

壁には、かつて菓子作りに使っていたという、被災した木製の型枠が飾られており、店が乗り越えて来た苦難の歴史を静かに物語っています。

また、盛町にあるショッピングセンター・サンリア内にも出店しています。スーバーのジョイスに隣接しており、開放的な造りなので、気軽に立ち寄って買うことができます。

製造工場は猪川町の久名畑地区にあり、ここで作られたお菓子の数々が本店とサンリア店に運び込まれます。国道沿いにありながらもひっそりしているので、間違って入ることはないと思いますが、こちらでは販売していないので、いずれかの店舗に行きましょう。

そしてサンリア店には、焼き立てパンの製造販売を行う「小麦の丘」が併設されています。平成3年の開店と市内では古くからやっているベーカリーで、売り場はコンパクトながら豊富な種類のパンやサンドイッチがずらりと並び、いずれも買いたくなるものばかりで毎回悩ませてくれます。

おすすめの商品

甘ほたて

大船渡で知らない人はいないほど定番の菓子で、非常に長い歴史があり、高瀬の代名詞と言って良いほど。

甘ほたてはホタテを模した最中で、中にはもっちもちの求肥と小豆の粒あんが入っており、上品な甘さと求肥の食感との組み合わせが、たまらない美味しさを醸し出しています。

平成20年に開催されたイベント「海フェスタ」で秋篠宮ご夫妻が大船渡を訪れた際、紀子様も気に入られたということで全国的に名を上げました。高級感もあり、特に年配の方のご進物などにおすすめです。

おひとつ

高瀬が誇る、甘ほたてとの二枚看板の一つ。
一見どこにでもありそうな黒糖まんじゅうなのですが、厚めの黒糖生地がふかふかのもちもち食感で、こしあんとのバランスが取れており、黒糖好きにはこたえられない逸品となっています。

フルーツサンド

小麦の丘の作るパンはおいしいものばかりでおすすめを絞るのが難しいですが、中でも人気が高く、品切れになることも多いのがフルーツサンドです。
もちもち食感のパンにたっぷりの生クリームと、イチゴ・キウイ・黄桃といった季節の果物が挟んであります。ボリューム感もあるのですが、デザート感覚でペロリと食べてしまえます。

きなこパン

給食に出て来た揚げパンを彷彿とさせる懐かしい味。サクッと揚げた小ぶりのコッペパンに青きな粉をまぶしたもので、小学生の頃給食で食べた揚げパンに本当にそっくりなのです。

このほかにも揚げたてのカレーパンがサックサクの食感で病みつきになるほどで、パン屋にしておくのがもったいないほど揚げもの上手です。

まとめ

・高瀬の商品を食べたことがなければ、まずは黒糖まんじゅう「おひとつ」と、皇室にまで知られる最中「甘ほたて」をどうぞ。
・小麦の丘のパンはいずれも侮れないおいしさ。サンリアにお立ち寄りの際は是非購入を。

基本情報

住所:大船渡町字野々田10-3(本店)、盛町字町10-11(サンリア店・小麦の丘)
電話番号:0192-27-1170
営業時間:9:00~18:00
定休日:水曜日
駐車場:あり

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